アンドゥオール/en dehors

英語ではターンアウト(turn out)。 クラシック・バレエのテクニックは、アンドゥオールという体の使い方を基本にしています。 股関節は骨盤の寛骨臼の中に、大腿骨頭がはまっている部分です。アンドゥオールはこの股関節を体の中心から外に開いた姿勢をとります。
下のイラストは足のポジション、第1と第5。股関節を回した結果、膝と足先が外側に開いています。ちなみに第5がバレエのホームポジション、この位置から前後左右に自由に足を動かすことができます。
第1ポジション
第5ポジション
アンドゥオールによって、股関節の可動域は飛躍的に大きくなります。 アンドゥオールせずに、膝が正面を向いた状態では可動域は前60度、後ろ15度、横60度程度です。それ以上動かそうとすると大腿骨頭が骨盤にぶつかってしまうからです(図参照)。


アンドゥオールをすると、例えば横に足を上げた場合、(骨のことだけで言えば)ほとんど垂直に近い状態まで足を上げることができます。 もちろん、実際にどの程度足が上がるのかは、股関節の靭帯の長さや柔軟性、足を動かす筋群の柔軟性と強さに大きく依存します。さらに、寛骨臼と大腿骨頭の形にも個人差があり、骨格上完全なアンドゥオールができない人もいます。
ミストナンバーの蔡ミストのように、足を真横にほぼ180度上げる(バレエならシルヴィ・ギエムの5時55分のポーズですね)となると、腰椎のしなりも十分に利用されなければなりません。
アンドゥオールの利点は、股関節の可動域アップのみでなく、足の筋肉を外に旋回させて使うことで細長い柔軟な筋肉を作る、安定感をもたらし、自由にスムーズに動けるようになる、ということがあります。

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