グランド・ピルエット/grande pirouette

足を横(アラセゴンドの位置)にキープしたまま、外回りに回転する、男性の大技です。「キャッツ」ではミストフェリーズナンバー、最大の見せ場、ですよね。
回転を作り出すのは手の動き(図では横に上げていますが、回転するごとに胸の前で閉じて、開く、を繰り返します)と、
ルルベ(爪先立ち)とアテール(足裏をすべて地面につける)という足の動きです。一回のルルベで2回転、3回転することもあります。
足を横に上げたまま、というのは強い筋力を要するので、女性がこの振りをすることはほとんどありません。
女性の振りでは足を膝につけたパッセから振り出すグラン・フェッテ・アン・トーゥルナン(グラン・フェッテ、ということが多いです)が相当します。
ちなみに、フェッテとは「鞭」という意味で、足を振り上げる動きが鞭のように見えることからついた名前なので、
ミストフェリーズが回っているのはやはり「フェッテ」ではありません。
また「白鳥の湖」の黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥなどではフェッテの32回転、というのがあります。
グランド・ピルエットは、クラシックバレエでは感情の大きな高揚や、幻惑などを表すそうです。マジシャン・ミストフェリーズが大きなマジックをする前のダンスとしてもふさわしいと思います。
アラセゴンド・トゥールという呼び方もあり、以前は私も使っていたのですが、
あまり一般的な用語ではないようで本やABTのサイトでも見ないので、「グランド・ピルエット」を使うことにしました。

もうひとつ、ジェリクル舞踏会の最後の方で、ミストフェリーズがよく似た回転をしているのですが、
このときは足先が地面から離れてジャンプしていますので、グランド・ピルエットのシュッシュッというリズムではなく、
ポーン、ポーンと弾むような印象になります。
一度地面まで下ろした足を振り上げているので、フェッテ・ソテの一種だろうと思いますが、
四季のHPでは「アラセゴンド・ソテ」と記述されています
グランド・ピルエットおよびグラン・フェッテは、軸を固定するのが基本的な方法ですが、
舞台の奥から前に、または上手奥から下手前に斜めに滑らかに移動する方法もあります。


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