キャッツ福岡公演 2014年4月第4週観劇

2014年4月20日から10月4日まで、15年ぶりの福岡公演です。
初日チケットは買っていなかったのですが、
キャストを見て、松島さんのマンカストラップなら、早めに見ておきたいなあと思い、
開幕翌週に突発観劇しました。

4月4週目のキャスト

グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン 岡村美南
ジェニエニドッツ 加藤あゆ美
ランペルティーザ 山中由貴
ディミータ 増本 藍
ボンバルリーナ 高倉恵美
シラバブ 和田侑子
タントミール 滝沢由佳
ジェミマ 松山育恵
ヴィクトリア 馬場美根子
カッサンドラ 藤岡あや
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 正木棟馬
マンカストラップ 松島勇気
ラム・タム・タガー 阿久津陽一郎
ミストフェリーズ 永野亮比己
マンゴジェリー 笹岡征矢
スキンブルシャンクス 塚田拓也
コリコパット 横井 漱
ランパスキャット 政所和行
カーバケッティ 一色龍次郎
ギルバート 新庄真一
マキャヴィティ ニ橋 純
タンブルブルータス 松永隆志

4月4週目の、2014年福岡公演初観劇について

1998年の福岡公演には来ていないので、
今回が初キャナルシティ劇場になります。

中洲川端駅から歩いたのですが、
ここ、なんでこんなに分かりにくい場所にあるの?

というか、5月にもう一度泊まりで来て感じたんですが、
中州あたりって、文字通り、川に囲まれていて、
その川沿いに斜めとか、ゆるいカーブになった道が走っていて、

交差点が直角でなかったり、三叉路だったりするので、
他の土地から来ると直感的に分かりにくいんですね。

キャナルシティに到着したら、
今度は、劇場の場所が分からない!

途中で、エスカレーターに猫の足跡をつけて誘導していることに
気がつきましたが、遠回しすぎですから!

ということで、
遠征観劇で始めていく場合は、時間に余裕を持って行った方がよさそうです。

しかも、劇場入り口から、客席に入るまで
さらにエスカレーターを上がる、という・・

そして、インフォメーション(大きな荷物を預けたり、
差し入れをお願いしたりするところ)が
そのエスカレーターの裏に隠れている、という・・・

ここ設計した人にいろいろ訊いてみたい。

この、エスカレーターがある形のせいで、
帰りはえらい混雑になりますので、
上手側女性トイレの横の階段を下りた方が早いです。

でも、四季専用劇場と違って、
ロビーが広くてカウンターがあるので、
軽食を食べたりするのにはいいですね。

さて、突発なので、
いわゆる前予席、ってやつです。

センターブロックF列の上手端2席は事故席みたいですね。

ゴミは、あんまり見て回らなかったのですが、
Gumの歯磨きペーストや、アイロン、トースター、鋏、
トヨタのハンドル(列車の部品になる)などは分かりました。

開演前に出てくる猫は、
上手の奥からコリコパット、下手花道からランペルティーザ、
下手上からランパスキャット。

目チカは、マンカストラップかな、と思いましたが、
5月に行ったとき、マンカスは下手側と分かったので、
こちらはタンブルブルータスらしいです。

で、凄く気になるのは、
私の前の席、E列が空席になっていること・・・ 途中でいらっしゃるのかなあ?

数年ぶりの滝沢タントミール。
華奢なのですが、メイクに迫力があるのは変わらないです。

<ジェリクル舞踏会>

松島マンカストラップは初見なんですけれど(広島行ってないので)
ミストフェリーズとは
所作のイメージがぜんぜん違う役ですよね。

ミストの立ち方はエポールマンとって、すっと上に抜いていくような感じですが、
マンカスは、歩くときも重心低め、
立ち姿は足開きぎみで客席に向かって正対。

そして第一声目。

昨年の、仙台でのオフステージトークの様子を、
四季公式で見ていたら、萩原隆匡さんはこの場面だけで1時間稽古したことがある、
と言っていました。

最初のタントミールの立ち方や、
このマンカストラップの1声目は、これで舞台の世界観が決まる、
と言っても過言じゃないと思うんですよね。

初めて作品を見るわけではない身としては、
見ている方も緊張するんですよ。
で、

3月に「ウィキッド」で久しぶりに松島さんの声を聞いて、
それ以来だったんですけれど、
よい深い感じですね。この後の歌がすごく楽しみ。

キャスティング見たときに、
ミストとしては小さくないけれど、男性キャスト全般からすると小柄、
という松島さんの体格がちょっと気になっていたのですが、

永野ミストと同じくらいかな。

ですが、上半身にしっかり筋肉がついていて、
小柄、とはあまり感じさせないです。
体幹前後にちゃんと厚みがある、
日本人にはわりと珍しいタイプなんですね。

ソングで印象的だったのは・・
デュトロノミーが走ってきてタイヤに飛び乗ったことです。
橋元さんは、ガス・グロールタイガーのときもスタイル良いな
と思ったんですけれど、あれからもっとスリムになりました?

背も高いので、なんかかっこいい。

松永タンブルの印象が、静岡の時とちょっと違う。。
変えてないのかもしれませんが、吸引力がある。

ソングの最後、マンカストラップがスロープまで降りてこないのは
昨年静岡と同じ。

ところで、ここのスロープ、
切れて10cmくらいで階段の段差があるのですが・・・
怖いなあ。

<ネーミングオブキャッツ>

2003年静岡公演の初日以来、
ネーミングになると、毎回そのときのことを思い出しちゃうんですけれど・・
(どんどん、早くなっていってこちらがドキドキしてしまったということがありまして)

もちろん、そんなことはなく。

加藤敬二さんが、今回の公演前のインタビューで、
「(1998年リニューアル後の猫は)少し上から目線」と言っていましたが、

まさに。

鼻先から目線。

「人間にはその名は見つけらない。人間の能力では発見できない」

に全てが集約されているような、
お前達に分かるのか?
と言っているような、ネーミングでした。

ヴィクトリアソロ、アラセゴンドから、
アティチュードにした右足が、きゅん、と上がっている感じがよいです。

この後、ミストが出てきて、
ポスターのポーズになって、
ヴィクトリアの手を取ってコリコパットの方に向ける、
という動きになるんですが、

ここ、こんなにきっちり、手を取ってぎゅいーんと回す、って感じだったっけ?

<ジェニエニドッツ〜おばさん猫>

「いろいろな生き方の猫をお目に掛けよう」、で
マンカストラップは、ミストフェリーズに何か指示してるんですけれど、

結局、ここは何をして欲しかったのでしょうか?

この後、凍結魔法があるため、
うやむやになってしまうんですが。

今更、こんなことを考えたのは、
2幕で、けっこうなビックリがあったからなんですけれど。

で、ちょっと話を戻すと、
マンカストラップが、カッサンドラをぽーんと抱き上げたときに、
カッサの表情が、すっごく可愛いです。

両腕を開くとき、今まで見てきたパターンでは、手のひらを下に向けて
< いつものマンカスのポーズに入っていく形なのですが、

松島マンカスは、アラセゴンドに持って行く感じなのかな?
ミストに股くぐりされてすぐに動いてしまうので、
完成形態まで行かないのだけれど。

こういう柔らかい発声での歌が聴ける日が来るとは、感慨深いです。
(2004年1月仙台でのミスト初出演週に見ていますので)

3ガールズの「いえ〜」に、
「なんだって?」とあからさまに不満げなマンカス。

シラバブ、ランペル、カッサの3ねずみには、呆れているみたい。
(キャストによって雰囲気違うんですよ。
ほほえましく見守っているマンカスもいます。)

2コーラス目を歌い出す前、
もたれてきたランペルはあんまりじゃけんにせずに、
ちょん、と押し戻すか、その動きが見えないくらいです。

おっと、肝心の、このナンバーの主人公、
ジェニエニドッツですが、
加藤あゆ美さん、初見です。

わりと背も高くて、スタイルの良い、おばさん、というか
ちょっと年増のお姉さんくらいです。

仙台、静岡の大口ジェニがめっちゃ小柄だったので、
大きめ、というのが印象的。

<ラムタムタガー〜つっぱり猫>

大柄で明るくって、気のいいあんちゃん、
な阿久津タガー。

仙台で見たときには、
「この人(猫)家庭持ちと言われても納得する」と思いました。

そんなにすねもの、じゃないよね。

鼻先から目線な松島マンカスと、
実はよい「対」になっている気がする。

キャナルシティ劇場は、横幅が狭いのか、
ボンバルリーナがタガーにモーションかける場所が、
本の階段ではなく、

花道のポール(グリドルボーンが降りてくるところ)での
ポールダンスになっていました。

<グリザベラ〜娼婦猫>

早水さんのグリザベラも、ずいぶんお久しぶりです。

いろんな方で見てきて、それぞれの個性で見応えあるんですが、
早水さんは別格、と言ってしまっていいかなあ。

あの声は、
この世じゃないところに足をつっこんでますよね。。。

1幕のこのシーンでは、それがネガティブなオーラになっていて、
マンカストラップとしては、グリザベラを攻撃しないとしても、
入ってこさせたくないのは当然だろうと思います。

早水さんがやっていると、
グリザベラ本人は意識していないかも知れませんが、
惨めだ、というだけではなく、
恐れを感じさせるようなところもあるんです。

松島マンカスは、そういうことに敏感みたいで。
上手花道に去っていくグリザベラの見送り方が、
戻ってきたら、今度は本気を出すぞ、
という風に見えました。

松島さん、胸・背中のコンストラクションの使い方がすごいなあ。

人間ですから、
胸を前に張り出して肩を回して威嚇する姿勢を取るのですが、

時々、
猫本来の、背中を丸めてふわっと毛を逆立てるような姿勢も
するんですよね。

デフォルメではなく、人間とは違う生き物、という感じがします。

<バストファージョーンズ〜大人物?>

バストファーさんに帽子の椅子をもってくるの、
カーバケッティでしたっけ?
スキンブルシャンクスだったような気がするのですが。

静岡の時も書きましたが、
バストファージョンズを好きなマンカストラップって
おそらくいないと思います。

松島マンカスは、バストファーさんが後ろ向いたときだけ、
優雅に手振りと微笑付でお辞儀する如才なさ。

そして、お育ちがよろしいのですね?

凝った作りの首輪しているしね。

<マンゴジェリーとランペルティーザ〜泥棒猫>

マンゴ&ランペルの登場前に、
1回目のマキャヴィティ出現騒ぎがあります。

結構びっくりしたんですが、
マンカストラップ、なんか、パニクってます?
いや、こんなに浮き足だった様子になるリーダー見るのは初めてだ。

このマキャヴィティ騒ぎは、
マンゴとランペルがみんなを追い払う為に仕掛けたガセかな、
と思ってます。

というのは、ランペルティーザが、
マンカストラップが追っていった方向をしっかり指さして、

きゃはははは!
と大笑いするのだけれど、

本当のマキャヴィティ出現に乗じてのことだったら、
笑えないような気がするんです。

ここは、二人が仕組んだことで、
ランペルの笑いは、
「上手くだませたね!」ってことかなと思うんですけれど。

笹岡マンゴジェリー、初見です。

というか、おそらく、笹岡さん自身、初見です。
夢醒め エンジェルや、ユタもされているそうですが、
あたる機会がありませんでした。

このマンゴは、ランペルと同年代の「男の子」っぽい。

山中ランペルティーザの方が、
年齢(猫だから月齢くらい?)は若いのかも知れませんけれど。

曲が終わると、
サイレンが鳴って、2匹はマンカストラップににらまれて
下手ゴミセットの上に逃げますが、

多分、「泥棒」を叱られているわけではないんじゃないかな。
(こう思ったの初めてかも)

マキャヴィティ騒ぎを偽装したとしたら、という前提なのですが、

「やっていいことと悪いことがあるぞ」

ということなんじゃないんでしょうか。

<オールドデュトロノミー〜長老猫>

塚田スキンブルシャンクスも初見。

背が高い美形さんです。
ですが、「青い目」を表す、青のシャドウがほとんどわかんないです。

そっか、ここでこんなにも、ぎゅっと胸一杯な表情になるか、
マンカストラップは。

で、ここから「ジェリクル舞踏会」に移るときに、
再びマキャヴィティの気配がします。
(今度は本物。)

やっぱり・・・このマンカスの、過敏な反応はなんなのだろう?
いや、みんな怖がっているんだけれどね。

ともあれ、オールドデュトロノミーの一声から、再び舞踏会は始まります。

ここ、けっこう唐突なので、2002年大阪公演ごろのサイトに載っていた感想で、
オールドデュトロノミーを見上げたマンカストラップが
「何言ってるんだ?」に見える、というのがあって吹き出しました。
当時は、福井晶一さんでしたね。

もちろん、そういう意味ではなくて、

ここでオールドデュトロノミーがみんなを鎮めて仕切り直す意味で
一言を発し、

その声で、 実質的しきり役のマンカストラップも、そうだ、舞踏会進行しないと、
となる、ってことだと思うんですけれど。

消えたかに見えたマキャヴィティは
「ジェリクルキャッツは黒」で密かに自己主張しているわけですが。

マンカストラップ、踊るの楽しそう。
(この点については、5月の観劇で、腑に落ちたことがありました)

ヴィクトリアをリフトしての移動は、
ここ、こんなにぎゅーんと移動するところだったんだ、
と新鮮な感じがしました。
(松島さんの踊りを見ている時、
他のキャストの時と振りが違うわけではないのに、
変わった?と思うことがわりとあります。
夫と、「クレイジー・フォー・ユー」を観たときは、
彼が「あの人何?あのジャンプ何?」と言っていました。
ため方とかひっぱり方の特徴と、
空中でもう一度ふわっと上がるような跳び方でそう思えるんじゃないかと。
あ、もちろん、良い意味です。)

リフト、といえば、終盤、
ランペルティーザをリフトするところで、
萩原さんが、ランペルにニコッと合図するのが好きだったんですけれど、
松島マンカスも、口角上げて合図していました。
ただ、雰囲気がね、ちょっと違っていて、
萩原マンカストラップは、お兄さんな感じ。
松島マンカストラップは、男性対女性 という感じ。

「キャッツ」ではマイクに声が拾われるのであまりやってないでしょうが、
マイクがないバレエでは、パドドゥで声だしてタイミングとっていることがあります。
(舞台袖から見ていると、よく聞こえる)

リフトってタイミングで上げるものだから、
合図はほぼ必ずするんでしょうけれど、
相手をどう見ているか、という違いは役として出るんじゃないかと思う。

パドドゥ、といえば、タンブル&カッサのタイヤの上のダンスは、
もろ、パドドゥですけれど、
松永タンブル、今回やっぱりすごくいいなあ、
ここは見なきゃ、という気になります。

(正面にいるんだけれど、ミストごめん、いや、タントミールのリフトは見たから!)

一度明かりが落ちて静かになって、
再度ミストフェリーズが明かりをつけて音が激しくなってから、

ミストとマンカスが並んで踊っていると、
同じ踊りでも、ほんと、雰囲気違うんですよね。

ミストのアラセゴンド・ソテでは、
永野ミストが前で回っていて、松島さんも舞台にいる、というのが
不思議な感覚で、

もう、二人で回っちゃってくださいと言いたくなります。

場面としては前に戻りますが、
高倉ボンバルリーナ、増本ディミータというベテランねえさん猫を相手に、
バシバシ決めている永野ミスト。

普段、子供っぽいのは、猫かぶってますね?
2幕の自分のナンバーまでは、永野ミストは比較的中性的で、あんまり男性っぽさを
感じさせないんですけれど、それとは別の強さ、があります。

そして、一仕切り踊り終わったところで、
再びグリザベラが登場します。

いや、舞踏会のと中から、なんどもあらわれては、
猫たちにひっかかれたり、威嚇されたりしてたんですけれど。

早水グリザベラは、以前は何を感じているのかあまり分からなくて、
心のどこかが凍結してしまっているか、
現実をまるで受け入れられないか、
なのかと思っていたんですが、

今回は、とても哀しそうです。
何が哀しいのかは、分かりませんが。。。

(や、やっと1幕が終わった。2幕は記事を分けます) →2幕の感想へ

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